トマト
※情報は一般地(栃木県宇都宮市)のマルチなしの露地栽培です。
科 名 | ナス科ナス属 |
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品 種 | アロイトマト、ワーントマト、イタリアントマト |
育て方 | 4月中~下旬に9号以上のポットに種まき。暖かくないと芽が出ないので日当たりの良い場所で乾燥しないように気を付ける。一番花が咲いたら定植。手の届く範囲でなるべく長い支柱を利用(地中に刺さる30cmは除く)する。花が咲く方を通路に向けて定植。茎が伸びてきたらその都度何かで縛る。脇芽をとれば管理はしやすい。秋までゆっくり収穫できる。 |
種とり | 完熟して下に落ちたトマトの中から良さそうなものを選んでジップロックに入れ、手で潰して2、3日放置しておく。発酵により種子周りついていたものがなくなるので種子が分離しやすく殺菌効果もある。それを水に沈めると種は沈み、皮や果肉は浮くので丁寧に分ける。不要な水分をキッチンペーパーやタオルで吸い取り、日陰で乾燥させる。 |
保 存 | 冷蔵庫。完熟してれば早く食べよう! |
食べ方 | 生、ソースなど |
その他 | イタリアントマトは露地向きで、種はネットで購入可。クオルディブエ(牛の心臓)など |
≪ 親向け ≫
トマトは多くがハウスでの栽培。雨などで根が水分を吸い過ぎると球が割れてしまう。マルチを使うことも仕方なし。コンパニオンプランツとしてバジルを一緒に植えると多少水分を吸収してくれる。苗は通常、温床などを利用して発芽させる。それは市場に合わせて出荷させるため。苗なども早くから売りにでているが、季節的に売られているような時期には苗はできない。なので5月に入って霜が降りなくなってから種子を播いても大丈夫。7月頃の定植、8月頃の収穫になるが周りは気にしない。育てやすいのはミニトマト。日本の大玉トマトの露地は難しいが、イタリアントマトなら楽しめると思う。イタリアントマトは多少肉厚で塩や熱との相性が良いと思われる。どうしても早く育てたいが温床など用意できない場合には、種子を濡らしたキッチンペーパーにくるみラップで覆う。ポケットなど体温で発芽させるなど他に方法もあるのはある。芽が出たらすぐポットに植えないと、芽が傷ついて育たないので注意。なお、複数苗の場合には株間は大玉で60cm、ミニで45cmを目安に。また、有機農家などに余り苗を分けてもらうのも一つ。