キャベツ
※情報は一般地(栃木県宇都宮市)のマルチなしの露地栽培です。
科 名 | アブラナ科アブラナ属 |
---|---|
種とり | 春キャベツ、冬キャベツ、芽キャベツ、たけのこキャベツ、紫キャベツ、ケール |
育て方 | 7~8月に種まき。苗を涼しいところで育て、本葉が5~8枚になれば畑かプランターに。キャベツの苗の根は切れても大丈夫。切れた時は元気がなくなるが、また復活する。霜が降りる頃までは蝶々が飛んでいるのでそれまでは卵を産ませないよう注意してみておく。外側の葉が大きくなってきたら何か肥料を加えたいところ。加えなければキャベツが小さいだけ。年内に収穫できれば、脇芽からまた小さいキャベツができるかも。 |
種とり | 収穫しないで残ったキャベツの中心を破って花が咲き種をつける。ただし、アブラナ科は他のアブラナ科の花粉と混じりやすいので、種とりはとっても難しい(泣) |
保 存 | カットしたら切り口が空気に触れないようラップして冷蔵庫。さっと塩ゆですれば冷凍も可能。 |
食べ方 | サラダ、炒め、浅漬け、スープの具など |
その他 | 旬は冬。元々は地中海やヨーロッパの大西洋沿岸の崖に生息していたのが原種。白菜と同じく、もともとは結球しなかったものを長年の品種改良を加え丸めた。栽培の要点は、何といっても虫との闘いで、アブラナ科の野菜特有の成分が虫を呼んでしまう。塩で乳酸菌発酵させたシュークルート(ザワークラウト)もおいしい。 |
≪ 親向け ≫
野菜作りのなかでも難関。まず、慣れていないと苗作りから挫折すると思われる。品種はどれでも良いが、種袋をよく見て、適期に種まきをする。家庭なら36~49セルトレイで始めるのが良いのでは。よく水を含ませた土に種を撒いて乾燥させなければ発芽はまずまずできる。その後、健やかな苗を育てるための水管理。基本は朝8~9時にたっぷり水を上げる。キャベツはもともと涼しいところが好きな野菜なので高温にさらさない。日陰で育てても良い。本葉が5枚から定植は可能。本当は7~8枚くらいまで育てたいが、それも大変。肥料が切れてくると苗から色が抜け黄色くなる。通常は追肥したいところだが、最初に追肥しなくてもよい培養土を用意。もしくは、追肥はせず水だけで枯れた苗を作る。生命力の強いキャベツはそれでも育つこともあるそう(やってみたことはない)。早く植えた場合にはまだ蝶々が飛んでるのが、虫食いを気にしなければそのまま、嫌なら不織布か寒冷紗で覆っておく。ただ、それでも虫は完全には防げない。11月に入り霜が降りる頃になれば虫も活動しなくなってくる。農薬を使わないとどれだけ大変か体験することが大切。追肥はそれぞれの段階で1~2回位、あれ?苗が大きくなったかな?という頃追肥。最後は一番外の葉が大きくなった時。外葉の大きさがキャベツの大きさを決める。その為、その外葉を大きくさせるための追肥、と外葉が大きくなり切ってこれから結球するための追肥の2回。ただし、大きなキャベツでなくてもよいなら、追肥しないか、もしくはテキトウな時に追肥してみるだけで良い。タイミングは大切だが、自分の感覚を信じて追肥してみることも楽しいのでは。