ジャガイモ
※情報は一般地(栃木県宇都宮市)のマルチなしの露地栽培です。
科 名 | ナス科ナス属 |
---|---|
品 種 | 男爵、メークイン、西豊(2期作可)ほか |
育て方 | 宮っこは毎年3/20を目安に植えつけよう!芽が出てきたらよーく太陽の光が当たるように、邪魔な草はたまに引っこ抜いてあげよう。結構大きくなって、ジャガイモが地面に見えちゃうようなら周りの土を集めて、そのジャガイモがかくれるように埋めてあげよう。後は、葉が黄色くなってきたら収穫だ~! |
種とり | 収穫したジャガイモがそのまま種に。上級者というか研究者は、花を咲かせると同じナス科のミニトマトみたいのができるのでそこから種をとる。 |
保 存 | 光があたらず、年中涼しい床下収納とか大谷石の蔵みたいなところに保管でればよいが、通常は台所の暗所で良し。甘みが欲しいければ、食べる一週間ほどまえから冷蔵庫に入れて寒さを与えると、デンプンが糖に変わって甘くなる。 |
食べ方 | 揚げても、煮ても、蒸しても、どうにでもしてください! |
その他 | 江戸時代にジャカルタからもってこられてジャガイモ。馬に付けていた鈴の形に似ていて馬鈴薯。英語だとポテト。何とでも呼んでくれ!ただ、ナス科であり、茎が太ったものなので、厳密に言えば芋ではない!?ほかの芋類は根が太ったものだから...ややこしいけど、とにかくビタミンCが豊富で熱にも強い。ロシアからフランスあたりまでは主食のような活躍。オランダなどは、日本の炊飯器レベルでフライヤーが自宅にあるそうで毎晩ポテトフライ。ちなみに原産はアンデス山脈の高地で乾燥したところ。 |
≪ 親向け ≫
植えつける前までに太陽にあてて少し芽を出しておく。これは浴光催芽といい3月上旬から植付の頃まで2~3週間つづけて大丈夫。芽が出なくてもそれはそれでよし。春のジャガイモの種芋は切って大丈夫なので、大きいものは30~40g程度に切り分ける。その際、ジャガイモの頂点から切ると良い。凹んでいるところがお尻なのでその反対が頂点。できれば横から切りたくない。何故か。下の方は芽がすくないから。せっかく切り分けたのに極端に芽が多いものと、極端に少ないものに分かれてしまう。芽は頂点から螺旋状についている。なお、150gぐらいの大きいものは4等分しても大丈夫。切り分けた場合には、植え付けまでに日数があれば、切り口を天日干しして2~3日乾かし白くさせる。これを業界用語ではカルスとかかさぶたを作ると言う。中が空洞になっていてもこれは病気ではなく、夏場の急成長によりなったものなのでタネとして使える(イメージあり)。当日のように時間がなければ切り口に草木灰を付ける。植え付け時に気を付けることは、水はけの悪い土壌なら少し畝を上げ、水はけが良いなら平地で大丈夫。ジャガイモは茎が肥大したものなので根と地表の間にできる。そのため、ジャガイモが太ってきて肌が地表に出始めそうな頃合いを見計らって株元に土寄せをする。光がジャガイモにあたるとソラニンという物質が作られ肌が緑色に。それを食べるとお腹をこわす。梅雨明け頃、葉が黄色くなり始めたら収穫開始。晴れた日を狙って、一斉に収穫。掘り起こしたらその場で1~2時間乾燥させられると良い。休眠期間の短い品種で二期作ができる。詳細はこちらで。