CREOLEs

キュウリ

※情報は一般地(栃木県宇都宮市)のマルチなしの露地栽培です。

科 名 ウリ科キュウリ属
品 種 節成、地這い、四川、ブルームなど
育て方 5月中旬から7月上旬までは直接畑にまける。芽が出たら株周りを除草して支柱をつかってネットを張る。伸びてきたらネットに絡まるように巻き付ける。あまり無理して巻き付けるとつるが切れてしまうので注意。実がなり始めると成長が早いので20cm位のものをどんどん収穫する。
種とり キュウリを収穫しないで放っておくとどんどん大きくなって黄色くなる。目安は着果後50~60日。収穫後5~7日追熟させてから実を割って中のタネを掻き出せばよい。掻き出したタネはザルでかき回すとタネの膜がとれやすい。もしくはタネを2~3日発酵させると膜がとれ殺菌効果もある。近くに他の品種があると交雑する可能性あり。未熟なタネはまだ少し青みが残り、乾燥すると中心部分がへこむ。
保 存 冷蔵庫。長期保存にはラップでくるんで袋に入れて冷凍庫に。2ヶ月目安で保存可能。使うときは室温で5分。
食べ方 サラダ、和え物など
その他 F1キュウリはかっぱ巻きに適するよう21~22cmになるように改良

≪ 親向け ≫

ハウスがあれば4月上旬から育苗でき、遅霜がなくなる5月中旬以降の定植が可能。そのあと5月中下旬と7月上旬で全部で3回まく。7月は実がつく頃がとくに高温期になるのでそれに適した品種にした方が良い。以外と最初にまいた4月ものが長期的に収穫できる話をよく聞く。総じて乾燥に弱いので株元には藁、もみ殻、草などを敷く。また梅雨時期に泥の跳ね返りで病気になりやすいため何か敷くとよい。ネットを使わず長めの支柱でもできる。地這いものは、広い場所が確保でき、地面側の皮の色が薄くなる可能性があってもよいならOK。剪定については、下から10節までは収穫しないよう子蔓はとってしまい、それより上は2葉摘芯といって各節から伸びる子蔓は葉を2つ残して摘芯する。親蔓は手が届かなくなるところで摘芯。その後は摘芯した子蔓からまた出てくる孫蔓を伸ばして収穫する。ハウス栽培のプロは1株から100個位収穫。露地のこの方法だと1株から20本くらい。そのため有機栽培では3回播種して長期間収穫する。クレオールでは、4月中旬播種の聖護院節成と6月末播種の奧武蔵地這の2回がメイン。